タサキ（田崎） ネクタイピン 神奈川 買取 ｜約4mmの買取実績

査定員のコメント

お預かりしたタサキの真珠のネクタイピンは、まさにタサキが誇る「クオリティへのこだわり」を体現する、卓越した逸品でした。ネクタイピンというアイテムでは、真珠一点の稀少性と、それを支える台座の貴金属の資産性が、査定額を大きく左右します。

お客様のお品に使用されている真珠は、真珠層（マキ）の厚さから生まれる深く力強いテリ（輝き）を放っていました。タサキが確立した「TASAKI基準」に基づき、真珠が持つ生命力に溢れた輝きを高く評価しています。

神奈川のお客様は、ジュエリーを「洗練された日常使いの美」と「確かな品質」として評価されます。タサキのネクタイピンの価値は、真珠の最高レベルの品質と、それを支える高品位な貴金属（プラチナやゴールド）の資産価値に集約されます。

特に、このネクタイピンは、真珠の表面に日常的な摩耗による目立つキズがほとんど見当たらなかったこと、またクリップのバネの緩みが一切なく機能的に健全であったことは、大切に保管されていた証拠であり、最高額査定の重要な要因となりました。今回の査定額は、その最高品質としての稀少性と、貴金属の資産価値を最大限に反映したものとなります。

査定ポイント

私たちプロの査定員が、お客様のタサキの真珠のネクタイピンの価値を判断する際、その最高級真珠の特性とタサキというブランドの付加価値に基づいた、極めて厳格な専門基準で価格を決定しています。以下の5つの評価基準を具体的に解説いたします。

1. 真珠の「テリ（輝き）」の深さと「色の均一性」

真珠の品質を決定づける最も重要な要素です。テリが強いほど、真珠層が厚く、光の干渉効果が高いことを示します。

• チェックポイント： 真珠全体を回転させ、表面に映り込む光の反射像が鮮明であるかを確認し、真珠全体にムラのない均一な色相が広がっているかを見て品質を評価します。

2. 真珠の「カタ（形状）」と「キズ（表面の瑕疵）」

最高級真珠は、真円（ラウンド）に近い完璧な形状と、瑕疵（キズ、エクボ、シワなど）が極めて少ない滑らかな表面が求められます。

• チェックポイント： 真珠の真円度を厳しく確認します。高倍率のルーペを用い、真珠の表面全体に、目立つエクボや日常的な擦り傷がないかを徹底的にチェックします。

3. 貴金属の「品位」と「デザインの普遍性」

ネクタイピンに使用されている高品位な貴金属（Pt900、K18など）の品位と、タサキのデザインの普遍性を評価します。

• チェックポイント： ネクタイピン全体の貴金属の総重量を精密に測量し、当日の地金相場に基づいて資産価値を算出します。金具の裏側に打たれたタサキのブランド刻印と貴金属の品位刻印が鮮明にあるかを確認します。

4. 「クリップの機能」と「真珠の取り付け安定性」

ネクタイピンのクリップ（留め具）は、ネクタイをホールドする機能的な役割が重要です。タサキの金具の耐久性の保持を評価します。

• チェックポイント： クリップのバネの強さが保たれているか、開閉がスムーズで、閉じた際にしっかりとロックされるかを確認します。真珠が金属台座にぐらつきなく強固に固定されていること。

5. 真珠の「サイズ（大粒性）」と「貴金属の緻密な仕上げ」

真珠は、直径が大きい（大粒）ほど稀少性が高まります。また、貴金属台座の緻密な仕上げもタサキの重要な評価点です。

• チェックポイント： 真珠の直径を精密に計測し、大粒であるかを確認します。台座の貴金属細工の緻密さや裏側の研磨状態が美しいかを見ます。