ブローチ マジョリカパール 買取 ｜リボン風 パールブローチの買取実績

査定員のコメント

この度は、上品な輝きを持つマジョリカパールのブローチを、福岡天神店へとお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。ブローチは、装いのアクセントとして個性を表現する、非常に魅力的なアイテムですね。

まず、プロとして正直にお伝えしなければなりません。マジョリカパールは、その美しさから人気が高い模造真珠ですが、天然または養殖の真珠ではないため、真珠そのものの査定価値はございません。この点は、信頼性を担保するため、ご来店前に明確にお伝えしております。

しかし、どうかご安心ください！ブローチは、その構造上、真珠を固定するための台座や、衣服に留めるピン（針）に、多くの貴金属（地金）が使用されていることが非常に多いのです。特に、重量感のあるブローチであればあるほど、K18（18金）やプラチナ（Pt900など）といった高価な貴金属が使われている可能性が高まります。

私どもは、お客様の目の前で、ブローチの台座とピンの素材を正確に特定し、マジョリカパールを取り除いた貴金属部分の重さを精密に計測いたします。福岡天神の貴金属市場の動向をリアルタイムで把握しておりますので、その日の国際貴金属相場に基づいた、最高の買取価格をご提示させていただきます。

ご来店は、お客様の隠れた資産価値を見つけ出すチャンスです。使わずにしまっているブローチの地金の価値を、ぜひ当店で確かめてみてください。透明性の高い査定で、お客様にご満足いただけるお取引をお約束いたします。

査定ポイント：台座・ピンの貴金属価値を徹底的に見極める5つの基準

マジョリカパールのブローチを、貴金属（地金）として高額買取するために、プロの査定員が着目する5つの論理的かつ重要なポイントを解説します。ブローチ特有の構造に潜む貴金属の価値に焦点を当てます。

1. 台座・ピン・クラスプの「純度刻印」の確認

ブローチの査定において、地金が集約されている台座やピン、そして安全ロック（クラスプ）部分に刻まれた貴金属の品位刻印が、買取価格のベースを確立します。

• チェックの視点:
  • 刻印の徹底捜索: ブローチの裏側、特にピンの根元や留め具の裏面に「K18」「Pt900」「750」などの品位刻印がないかを、高倍率のルーペで確認します。これらの刻印は、貴金属の純度を証明する唯一の公式な情報です。
  • 非破壊鑑定: 刻印が摩耗している、または地金に見えて刻印がない場合でも、蛍光X線分析装置を用いて、台座およびピンの貴金属の正確な純度を特定します。これにより、お客様のブローチの貴金属価値を最大限に引き出します。

2. 台座とピンの「総重量」計測とリアルタイム相場の適用

ブローチは他のジュエリーと比較して、地金（特に台座）の総重量が大きい傾向にあります。この正確な重量計測が、査定額に最も大きく影響します。

• チェックの視点:
  • 精密計量: マジョリカパールなどの装飾品を除いた、貴金属部分の正確な総重量を、0.001グラム単位で計測可能な精密天秤で計測します。この重量が、お客様への買取還元額の最も重要な根拠となります。
  • 最新相場の適用: 計量した重量に、当日の国際貴金属相場を適用します。貴金属相場は日々変動するため、常に市場の最高水準の価格を適用することで、お客様の利益を最大化します。

3. 脇石（メレダイヤなど）の有無と美術的価値の評価

ブローチのデザイン性を高めるために、貴金属の台座に小さなダイヤモンドや宝石が埋め込まれていることがあります。これらは、地金価値に加えて加算評価されます。

• チェックの視点:
  • ダイヤモンドの品質判定: 台座の装飾に使われているメレダイヤの輝き、色、透明度を専門的に評価します。メレダイヤの品質が高ければ、地金買取価格に加えて、宝石としての付加価値が明確に上乗せされます。
  • カラーストーン: サファイア、ルビーなど、他のカラーストーンが使われている場合も、その素材と品質を鑑別し、査定額に反映させます。

4. 有名ブランド刻印と精緻な「地金細工」のプレミア評価

マジョリカパールであっても、そのブローチが著名なブランドや高い技術を持つ工房によって制作されていれば、地金価値を超えたプレミアが付きます。

• チェックの視点: 台座の裏面やピンの根元に、ブランドロゴやデザイナーの刻印がないかを再度確認します。さらに、ブローチの地金細工（透かし彫りや彫金）の精緻さ、立体感を評価します。特に、熟練の職人技が光る繊細な細工は、美術的価値として評価され、査定額が大きく向上します。

5. 留め具（ピン）の機能性と地金の摩耗状態

ブローチのピンは着脱時に最も負荷がかかる部分です。その機能的な健全性と、貴金属の摩耗状態をチェックします。

• チェックの視点:
  • 機能性の確認: ピンがスムーズに可動し、安全ロック（クラスプ）が確実に機能するかをチェックします。機能が健全であれば、製品としての再販価値が保たれるため、買取還元率が高まります。
  • 貴金属の摩耗: ピンや台座の端に、使用による深い摩耗や変色、欠損がないかを検査します。摩耗が少ないほど、貴金属の重量が保たれていると見なされ、査定額にプラスに働きます。