ブレスレット 黒蝶真珠 買取 ｜パールブレスレット 約31.9gの買取実績

査定員のコメント

この度は、黒蝶真珠（タヒチアンパール）のブレスレットを査定にお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。

黒蝶真珠のブレスレットは、その深い色合いと、メタリックな輝きによって、手首にエレガントで個性的なアクセントを加えるジュエリーです。ブレスレットの査定では、連ネックレスと同様に多数の真珠の品質と連相が重要ですが、手元で動きが多いため、金具の耐久性やデザイン性も重要な評価ポイントとなります。

現在の買取市場では、黒蝶真珠の中でも特に人気の高い「ピーコックグリーン」や、均一で高品質な真珠が揃ったブレスレットは、需要が非常に高まっています。また、クラスプ（留め具）やチェーン部分にK18（18金）やPt（プラチナ）などの貴金属が使われていることが多く、現在の地金高騰相場の恩恵も受けられます。

黒蝶真珠のブレスレットは、「大粒性」、「色彩の深み」、「テリの強さ」という真珠の価値に加え、貴金属の資産価値のダブル評価が可能です。特に、ミキモトやタサキなどの有名ブランド品や、真珠一粒一粒のテリが均一に揃った連ブレスレットは、中古市場での需要が高く、高額査定となる可能性が高まります。お客様のブレスレットの持つポテンシャルを最大限に評価し、最新の相場に基づいた公正な査定額を算出いたします。

査定ポイント

黒蝶真珠のブレスレットの査定額を決定づける、特に重要な4つの評価基準について、詳細に解説します。

１．真珠の品質：テリ（輝き）、カラー（色調）、巻き（最重要）

ブレスレットは連製品であるため、連全体での品質の均一性が求められます。

• テリ（光沢）の深さと強さ: 黒蝶真珠の価値は、その色の濃さよりも「テリ（力強い光沢）」によって決まります。真珠層の内側から湧き出るような、メタリックで鮮やかな輝きが、黒蝶真珠特有の干渉色を浮かび上がらせます。テリが強く、鮮明な輝きを持つ真珠は高評価に繋がります。
• カラー（色調と干渉色）: 最も人気があり、高評価となる色は、「ピーコックグリーン」と呼ばれる深みのある色彩です。ブレスレット全体を通して、色彩の均一性と干渉色の鮮やかさが揃っていることが非常に重要です。
• 巻き（真珠層の厚み）: 核の上に巻かれた真珠層が厚い「厚巻き」である真珠は、耐久性があり、長期間にわたりテリの美しさを保ちます。巻きが薄い真珠（薄巻き）は、劣化や剥げのリスクが高まるため、マイナス査定となります。
• キズ・表面欠陥の有無: 連全体を通して、キズ、エクボ（天然の凹み）、シワなどが少ないこと、そして目立つキズが連の中に混ざっていないかが重要です。

２．真珠のサイズと連相（均一性）と地金（貴金属）の価値

ブレスレット全体の統一感と、金具に使われている貴金属の価値が評価されます。

• 真珠のサイズと希少性: 黒蝶真珠は、アコヤ真珠よりも大粒なものが多く、8mm～12mmが一般的です。サイズが大きいほど希少価値が高まり、10mmを超える大粒になると査定額が飛躍的にアップします。
• 連相（珠の均一性）の美しさ: ブレスレットを構成するすべての珠のテリ、色調、サイズ、形状がどれだけ均一に揃っているか（連相の美しさ）が非常に重要です。個体差が少なく、完璧な均一性を持つ連は、高い芸術的価値として評価されます。
• 地金の種類と重量: クラスプ（留め具）やチェーン部分に、Pt900、K18といった貴金属が使われている場合、真珠の価値に加えて、その貴金属の重さが高騰相場で評価されます。純度の高い地金が使用されている場合は、資産価値として高評価となります。

３．金具のデザイン、機能性、ブランド証明

手元は動きが多いため、金具の耐久性と機能性、そしてデザイン性が重要です。

• 留め具（クラスプ）の機能性: ブレスレットは留め具の開閉回数が多いため、クラスプのバネの強さや緩みがないか、変形がないかが重要です。留め具の機能不良は、真珠の紛失にもつながるため、マイナス査定の要因となりやすいです。
• デザイン性（装飾）: 真珠のみの連ブレスレット以外に、メレダイヤ（脇石）やデザインチェーンを組み合わせた華やかなブレスレットは、デザイン料として追加のプレミアムが加算されます。脇石がある場合は、その品質も評価対象です。
• ブランドの刻印と品質証明: ミキモトやタサキなどの有名ブランドのロゴマークや、地金の種類を示す刻印（K18、Pt）が鮮明に残っていると、製品の信頼性が高まり、ブランドプレミアムが加算されます。

４．コンディション（劣化状態）と付属品の完全性

最終的な買取価格は、真珠と地金の現物の状態と付属品の有無によって大きく左右されます。

• 真珠のコンディション（劣化状態）: ブレスレットは手元で外部刺激に晒されやすいため、真珠表面の黄ばみや白濁、経年によるテリの消失や真珠層の剥げ（ハガレ）がないかが重要です。
• 糸の緩みと金具のキズ: ブレスレットの糸が伸びて珠と珠の間に隙間ができている場合（糸替えが必要）、または金具に深いキズや歪みがある場合は、減額対象となります。
• 付属品の完全性: 購入時の純正ケース（化粧箱）、外箱、保証書、鑑別書などの付属品が揃っていると、製品の信頼性が高まり、買取店での再販価値が向上するため、査定額がアップします。