ピアス・イヤリング 花珠真珠 買取 ｜パールイヤリング 2.4gの買取実績

査定員のコメント

この度は、花珠真珠（花珠あこや真珠）のピアス・イヤリングの買取査定についてお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。

花珠真珠とは、あこや真珠（和珠）の中で、テリ（光沢）、巻き、キズ、形状の全ての項目において、特に厳しい品質基準を満たした最高品質の真珠に与えられる特別な呼称です。特に、そのテリは真珠層の奥から七色に輝くようなオーロラ効果を伴うことが特徴です。ピアス・イヤリングは左右一対で着用されるため、この最高品質の珠が完璧なペアであることが、評価額を決定づける核となります。

現在の買取市場において、花珠真珠は、その品質基準の高さと希少性から、あこや真珠の中で最も安定した高い評価を受けています。特にピアス・イヤリングは、左右の珠の絶対的な品質と、それを証明する鑑別書の有無が、価格を決定づける核となります。顔周りを飾るアイテムであるため、わずかなテリや色調の差も厳しくチェックされます。

花珠真珠のピアス・イヤリングの査定は、「真珠の絶対的な品質と鑑別書による証明」、「左右の珠の完璧な同調性」、そして「金具の貴金属の資産価値」という三つの側面から総合的に評価されます。特に、真珠のテリ、巻きの厚さ、ペアとしての均一性、そして鑑別書（オーロラ天女など）の有無が査定額を決定づける最も重要な要素となります。また、金具に多く使われるPt900/Pt950（プラチナ）やK18（18金）などの貴金属は、現在の地金高騰相場の恩恵も受けられます。お客様のピアス・イヤリングが持つポテンシャルを最大限に評価し、最新の相場に基づいた公正な査定額を算出いたします。

査定ポイント

花珠真珠のピアス・イヤリングの査定額を決定づける、特に重要な4つの評価基準について、詳細に解説します。

１．花珠としての証明とペアとしての同調性（最重要）

花珠真珠の価値は、その品質の高さが鑑別書によって裏付けられているかと、ペア珠としての完璧な統一感が非常に重要です。

• 鑑別書（オーロラ花珠/オーロラ天女）の有無: 真珠科学研究所など信頼できる機関が発行した「花珠」または最高評価である「オーロラ花珠（天女）」の鑑別書がある場合、その真珠の品質が客観的に証明され、査定額は最大限に高くなります。
• ペア珠としての同調性（統一感）: 左右の真珠の色調、テリの強さ、サイズ、形状が、肉眼で見て判別できないほどに完璧に一致していることが最高評価の絶対条件です。花珠真珠は品質が高いがゆえに、わずかな差も許容されません。
• テリ（輝き）の深さと強さ: 花珠の定義を満たす、極めて強く均一な光沢（テリ）が求められます。真珠層の奥から湧き出る干渉色（ピンクやグリーン）が鮮明で、特に虹色の「オーロラ効果」が見られる珠は最高評価です。テリが左右で完全に揃っていることが必須です。
• 巻き（真珠層の厚み）: 花珠は巻き厚の基準も厳しく、厚巻きが求められます。巻きが厚いほどテリが強く、耐久性も高まります。厚みが均一であることも重要です。

２．真珠の形状と表面状態

花珠の基準を満たすには、真珠の形状と表面の瑕疵が極めて少ないことが必要です。

• 形状（真円性）: 形が真円（ラウンド）に極めて近いことが花珠の必須条件です。真円に近いほど最高評価となります。左右の真珠の形状が完全に一致していることも重要です。
• キズ・表面欠陥の有無: 花珠は、キズやエクボが「極微」または「無」であることが定義です。天然真珠であるため全くの無キズは困難ですが、肉眼でほぼ確認できないレベルであることが求められます。顔周りで着用されるため、表面状態は特に厳しくチェックされます。
• 真珠のサイズと希少性: あこや真珠は6mm～9mmが主流ですが、特に8.5mm以上の大粒で花珠の基準を満たすペア珠は希少価値が高く、高評価となります。

３．金具（地金）の価値とデザイン性・機能性

真珠を支える金具の資産価値とデザイン性、機能性が評価されます。

• 地金の種類と重量: 金具（ポスト、キャッチ、ネジ部分）の素材がPt900/Pt950（プラチナ）やK18（18金）である場合、現在の相場に基づいて貴金属の重量が査定額のベースとなります。地金の重量は、査定額の安定性を高めます。
• 脇石（ダイヤモンド）の品質: メレダイヤなどの脇石が使用されている場合、その宝石としての品質（カラット、カラー、クラリティ、カット）が専門的に評価されます。
• デザイン性: ミキモトやタサキなどの有名ブランドの製品である場合、ブランドプレミアムが加算されます。花珠の美しさを際立たせるシンプルなスタッド（直結）デザインが定番です。
• 金具の機能性: ピアスの場合、ポスト（軸）の曲がりやキャッチの緩みがないか。イヤリングの場合、ネジやクリップのバネの強さや緩みがないか、変形していないかなど、実用上の機能性が厳しくチェックされます。

４．コンディション（劣化状態）と付属品の完全性

最終的な買取価格は、真珠と地金の現物の状態と付属品の有無によって大きく左右されます。

• 真珠のコンディション（劣化状態）: 真珠は酸や汗、化粧品、整髪料に弱いため、真珠表面の黄ばみや白濁、経年によるテリの消失、剥げが見られる場合は、大幅なマイナス査定となります。特に花珠真珠はテリが命であるため、テリの劣化は致命的です。
• 地金のキズと歪み: 金具に深いキズや、使用による変形（歪み）がある場合は、買取後の修理コストを考慮し減額対象となる可能性があります。ピアスのポスト部分のサビやイヤリングのクリップ部分の変色もチェックされます。
• 付属品の完全性: 購入時の鑑別書（「オーロラ花珠」または「オーロラ天女」と記載されたもの）、純正ケース、保証書などが揃っていると、製品の信頼性が高まり、査定額が最大限にアップします。鑑別書は、花珠真珠の品質を客観的に証明する最重要書類です。

これらの評価基準に基づき、花珠真珠という最高の品質基準を持つ素材の特性と、ピアス・イヤリング全体の品質を最大限に評価し、お客様のピアス・イヤリングの適正な買取価格を算出いたします。