ミキモト カフス 花珠真珠 買取 ｜7.1mm 9.9gの買取実績

査定員のコメント

この度は、極めて稀少なミキモトの花珠真珠のカフスを、当丸の内中央店までお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。日本のビジネスを牽引するこの丸の内の地で、真珠の最高峰の輝きを目の前で査定させていただけることを、大変光栄に思います。

カフスは、多忙なビジネスシーンにおいて、着用される方の品格と細部へのこだわりを象徴するアイテムです。お預かりしたカフスの花珠真珠は、その鏡面のような強いテリと、奥深くに宿る虹色の干渉光（オーロラ効果）が、一目で最高品質であると証明していました。この極上の輝きは、ミキモトの厳しい選定基準と、花珠真珠の持つ極めて厚い真珠層（マキ）によってのみ実現されるものです。

丸の内のお客様は、ジュエリーを「グローバルスタンダードの品質保証」としてご覧になります。花珠真珠のネクタイピンやカフスは、真珠一点の完璧な美しさが問われますが、カフスではさらに「ペアリティ（左右の均一性）」の完璧さが必須です。お客様の花珠真珠は、サイズ、テリ、色調、虹色の出方のすべてが寸分違わず一致しており、この稀有なマッチングが、最高額査定の最大の要因となります。

カフスは、日常的に摩擦や衝撃に晒される部位に装着されるため、金具の耐久性が非常に重要です。ミキモトの金具は、真珠の価値にふさわしい高品位の貴金属が使用されており、着脱を繰り返しても可動部の緩みや機能的な劣化がほとんど見られませんでした。この高い耐久性は、ジュエリーの資産価値を裏付けるものです。

当店では、お客様にご来店いただき、その目の前で、プロの査定員が真珠の品質と金具の機能を詳細に確認する店頭買取を推奨しております。お客様が納得と安心を得られるよう、論理的な根拠と透明性をもって査定額をご説明いたします。

ミキモトの花珠真珠カフスは、再販市場においても普遍的な価値を持つアイテムです。今回の査定額は、その最高品質としての稀少性と、市場の強い需要を反映したものとなります。

是非、また次の機会も、お気軽にお持ち込みください。お客様の大切な資産価値を正しく見極めることをお約束いたします。

査定ポイント

私たちプロの査定員が、お客様のミキモトの花珠真珠のカフスの価値を判断する際、その最高品質を証明する、極めて厳格な専門基準で価格を決定しています。ペアの完璧さと貴金属の資産性を重視した、以下の5つの評価基準を具体的に解説いたします。

1. ペアリティの完璧な一致性と「テリ」の強さ

カフスは左右一組で評価されるため、二つの花珠真珠の「ペアリティ（連相）」が最も重要です。テリの強さ、虹色の干渉光の出方、そして色調が完全に一致していることが、最高額査定の絶対条件です。

• チェックポイント： 真珠を並べ、光の角度を変えながら、テリの強さとオーロラ効果が左右で同等かを確認します。わずかなテリの差も、ペアとしての価値を大きく下げます。また、真珠のサイズ（直径）もノギスで計測し、ミリ単位で一致しているかを確認します。

2. 真珠の「マキの厚さ」と「瑕疵（キズ）」の完璧な少なさ

花珠真珠は、真珠層（マキ）が極めて厚く、表面的な瑕疵（キズ）がほとんどないことが最高品質の絶対条件です。ネクタイピンと同様、単一の真珠の完璧な美しさが問われます。

• チェックポイント： 高倍率のルーペを用い、真珠の表面全体に、エクボ（天然の凹み）、シワ、擦り傷などの天然および使用による瑕疵がないかを徹底的に確認します。「無瑕疵（むかし）」に近ければ近いほど、評価は最大限に高くなります。マキの厚さは、テリの深さや虹色の輝きからも判断されます。

3. 「貴金属総重量」と「金具の機能性・耐久性」

ミキモトのカフスは、高品位な貴金属（Pt900、K18など）が使用されており、その地金価値が査定額に大きく貢献します。また、可動部（スウィヴル）の耐久性も重要です。

• チェックポイント： カフス全体の貴金属の総重量を精密に測量し、地金相場に基づいて資産価値を算出します。留め具のスウィヴル（回転軸）を操作し、緩みや引っかかりがなく、しっかりと固定される機能性の健全性を評価します。金具に打たれたミキモトのブランド刻印と品位刻印が鮮明であることも確認します。

4. 真珠の「取り付け強度」と「貴金属の摩耗度」

真珠が台座に固定されている取り付け部分の強度と、日常使用による金具の摩耗がないかが、重要な判断基準となります。

• チェックポイント： 真珠と金属台座の接合部にぐらつきがないか、取り付けが強固であるかを確認します。接着剤が使用されている場合、経年による黄変がないかを詳細に見ます。また、貴金属部分（特に可動部）に、摩耗や変形、サビがないか。貴金属の純粋な光沢が保たれていることも、高額査定に繋がります。

5. 花珠真珠の「サイズ」と「真円度」

花珠真珠は、そのサイズが大きく、かつ完璧な真円（ラウンド）に近いほど稀少性が増します。カフスというシンプルなデザインでは、真珠の形状の完璧さが際立ちます。

• チェックポイント： 真珠のサイズ（直径）を計測し、大粒であるかを確認します。また、真珠を回転させ、歪みのない真球であるかを厳しく見ます。サイズが大きく、かつ形状の完璧さが保たれている花珠真珠は、極めて高い評価を得ます。