査定員のコメント
この度は、自社養殖から販売までを手がける世界的な真珠ブランド、タサキ(TASAKI)の最高級アコヤ真珠ブレスレットを、宝飾の中心地である銀座の当店へとお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。タサキのブレスレットは、手元の動きに合わせて真珠の輝きが連なり、細部にわたる品質の高さが求められる、洗練されたアイテムでございます。
お客様がお持ち込みいただいたブレスレットの真珠からは、強く、奥行きのあるテリが放たれ、一粒一粒の真円度、そして連相(パールの揃い)の美しさから、タサキが誇る最高品質の珠を使用していることが証明されています。ブレスレットは、特に摩擦や汗に晒される機会が多いため、タサキが重視する真珠層の厚さ(マキ)が担保されていることが、美しさの持続性を決定づける重要な要素となります。
銀座のプロフェッショナルとして、私どもが査定で最も重要視するのは、タサキのブランドプレミアに加え、「連相の完成度とテリの持続性」、そして「留め具(クラスプ)の貴金属の純度と重量」です。ブレスレットのクラスプには、強度と資産価値を保つため、K18やプラチナが使用されていることが多く、その貴金属価値が買取価格の大きなベースとなります。
私どもは、お客様の目の前で、熟練の査定員が、珠の一粒一粒、そしてクラスプの全てを専門のルーペで精密に検査し、タサキ独自のグレーディング基準に基づいた評価を行います。お客様がご納得いただける、「ブランド価値、真珠の品質、貴金属価値を最大限に反映した」最高水準の買取価格をご提示することをお約束します。ご来店は、お客様のタサキジュエリーの真の価値を知る、またとない機会です。どうぞ、安心して当店までお持ち込みください。
査定ポイント
タサキ(TASAKI)のアコヤ真珠ブレスレットは、その品質とブランド性から、地金価値を超えたプレミアがつきます。銀座の査定員が重視する7つの査定基準を具体的に解説します。
1. 留め具(クラスプ)の素材と「貴金属総重量」の資産評価
ブレスレットのクラスプは、貴金属が集中する部分であり、その資産価値が買取価格の大きなベースとなります。
- チェックの視点: クラスプ裏面に「K18」「Pt」といった品位刻印があるかを確認します。地金総重量を正確に計測し、その日の相場に基づき査定額のベースとします。クラスプにタサキのTASAKIまたはTマークが刻印されていることも重要です。
2. 「連相(マッチング)」の完璧な統一感
ネックレスと同様に、ブレスレットも珠の揃い方が最も重要です。短い連物であるため、統一感がより際立ちます。
- チェックの視点: ブレスレットを並べた際に、全ての珠のサイズ、テリの強さ、色味が、寸分違わず完全に一致しているかを厳格にチェックします。特に色ムラやテリの強弱は、査定額に大きく影響します。
3. 「テリ(Luster)」の力強さとマキの品質保証
テリは、ブレスレットの美しさを際立たせる最も重要な要素であり、マキの厚さはその美しさの持続性を保証します。
- チェックの視点: 真珠の表面に映る像が鏡のようにシャープで鮮明であるかを確認し、テリのグレードを評価します。「マキ」(真珠層の厚さ)が担保されていることで、変色や劣化に強く、長期的な資産価値に直結します。
4. 真珠の「サイズ(直径)」と「真円度(形)」の厳格な評価
ブレスレットの真珠は、その真円度とキズの少なさにおいて厳しく評価されます。
- チェックの視点: 真珠の形状が、ほぼ完璧な真円(ラウンド)であるかを厳しくチェックします。サイズは、6.0mm〜8.0mm前後が一般的ですが、真円度が高いほど高評価となります。
5. 組み糸/ワイヤーの状態と「機能的な健全性」
ブレスレットは切れやすいアイテムのため、真珠を繋ぐ糸やワイヤーの状態、クラスプの機能性は非常に重要です。
- チェックの視点: 組み糸やワイヤーに緩みや摩耗がないか、クラスプの開閉機能がスムーズかをチェックします。機能的な健全性は、再販コストを抑え、買取還元率を高めます。
6. 「キズ・色・コンディション」の厳格な評価と使用頻度の確認
日常的に使用されるアイテムのため、真珠と地金両方のコンディションが重要です。
- チェックの視点: 真珠の表面にエクボや小キズがないか、地金部分に深い擦り傷、変形がないかをチェックします。真珠の表面に汗や化粧品による曇りがないかも確認します。色については、タサキ独自のテリの強い、ホワイト系の色味が最高級とされます。
7. 付属品(保証書・箱)の有無とブランド価値の最大化
タサキのようなハイブランドの場合、付属品の有無が買取価格を大きく左右します。
- チェックの視点: ブランドの純正ケース(箱)や、購入日と真珠の品質が記載された保証書が揃っているかを確認します。これらの付属品は、製品の真正性とグレードを証明し、ブランドプレミアを最大限に引き出すために不可欠です。