ミキモト 指輪 花珠真珠 買取 ｜約7.8mmを高価買取しました。の買取実績

査定員のコメント

この度は、大変稀少なミキモトの花珠真珠の指輪を、当横浜山手店までお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。歴史ある洋館と国際的な雰囲気が調和するこの地で、真珠の最高峰である花珠の輝きを目の前で査定させていただけることを、心より感謝申し上げます。

お預かりした指輪は、まさに「花珠（はなだま）」の称号にふさわしい、圧倒的な美しさを放っていましたね。花珠真珠とは、アコヤ真珠の中でも「テリ・マキ・キズ・形」の全ての項目で、農林水産大臣が定めた基準をクリアした、わずか数パーセントの最高品質の真珠のみに与えられる称号です。ミキモトが選定した花珠真珠は、その中でもさらに厳しい基準をクリアした「極上の輝き」を宿しています。

横浜山手のお客様は、流行り廃りを超えた「本物の価値」をご存知です。花珠真珠の魅力は、その表面的な光沢だけではありません。真珠の「テリ（輝き）」の中に、奥深く、複雑な虹色の干渉光が確認できます。この「オーロラ効果」こそが、真珠層が極めて緻密に、そして厚く巻いていることの証であり、花珠の最も重要な稀少価値となります。

指輪の台座のデザインも、その最高品質の真珠を最大限に引き立てる、計算し尽くされたミキモトの職人技を感じました。真珠を支えるプラチナやゴールドの貴金属が、真珠の純粋な美しさを際立たせ、一つの完成された美術品として成り立っています。この真珠と台座の完璧な調和こそが、ミキモトのジュエリーの普遍的な価値を生み出しています。

お客様が大切にされていたことが伝わる、真珠表面の瑕疵（キズ）の少なさも特筆すべき点でした。デリケートな花珠真珠を、これほど完璧に近い状態で保たれていたこと、心より敬意を表します。

当店では、この稀少な花珠真珠の価値を正しく評価するため、お客様の目の前で、一つ一つの品質基準を丁寧に解説する店頭買取にこだわっております。お客様がご納得いただけるよう、透明性の高い査定額と、その根拠を専門的にお伝えいたします。

ミキモトの花珠真珠の指輪は、真珠の女王としての地位が揺るぎなく、中古市場においても常に高い需要があります。今回の査定額は、この最高品質の稀少性とブランド価値を最大限に評価した結果です。

是非、またお近くにお越しの際は、お気軽にご来店ください。お客様との新たなご縁を大切にいたします。

査定ポイント

私たちプロの査定員が、お客様のミキモトの花珠真珠の指輪の価値を判断する際、その最高品質の称号に基づいた、極めて厳格な専門基準で価格を決定しています。高額査定を引き出すための、以下の5つの評価基準を具体的に解説いたします。

1. 「花珠」の最大の証である「テリ（輝き）」の強さと虹色の干渉光

花珠真珠の価値は、何よりも「テリ（輝き）」の強さに集約されます。単に光沢があるだけでなく、真珠層が厚く緻密に巻いたことで生まれる、内部から湧き出るような力強い輝きが求められます。

• チェックポイント： 真珠の表面に映る光源の「輪郭」が、まるで鏡のようにシャープに映り込んでいるかを確認します。さらに、真珠を回転させた際に、表面にピンク、グリーン、ブルーが混ざり合った複雑な「虹色の干渉光（オーロラ効果）」が確認できるかを見ます。この虹色の輝きが弱い、または曇って見える場合、花珠としての評価は下がります。

2. 真珠の「マキ（真珠層の厚さ）」と「アコヤ真珠のサイズ」

花珠真珠は、その称号の基準として「マキ（真珠層の厚さ）」が非常に厚いことが必須条件です。また、指輪の場合、そのサイズ（直径）が大粒であるほど稀少性が増し、高額査定に繋がります。

• チェックポイント： 真珠の直径をミリ単位で計測し、大粒であるか（一般的に7mm後半～8mm以上）を確認します。マキの厚さは、専門的な機器での確認が必要ですが、テリの強さや光の深さから、真珠層のボリューム感を判断します。ミキモトの花珠は、特にマキの品質に定評があり、その厚さが耐久性にも繋がります。

3. 「キズ（瑕疵）」の極めて少ない完璧な表面

花珠真珠は、天然の真珠層の表面に現れる「キズ（瑕疵）」が、極めて少ないことが厳しく求められます。指輪の真珠は、常に人目につくため、この表面の完璧さが査定額に直結します。

• チェックポイント： 高倍率のルーペを用い、真珠表面全体に、エクボ（天然の凹み）、シワ、突起物などの天然の瑕疵がないかを徹底的に確認します。「無瑕疵（むかし）」に近ければ近いほど、評価は上がります。ミキモトの厳しい選定基準をクリアした真珠は、肌理（きめ）の細かさも優れています。

4. 指輪の「台座の品質」と「真珠の取り付け安定性」

指輪の台座（セッティング）は、花珠真珠の美しさを最大限に引き出し、かつ安全に保持する役割があります。ミキモトの貴金属（プラチナやゴールド）の品位と、取り付けの強度が評価対象となります。

• チェックポイント： 台座の貴金属に、ミキモトのブランド刻印と品位刻印が鮮明にあるか。真珠を留めている爪の仕上げが丁寧で、真珠に負担をかけていないか。真珠と台座の接合部にぐらつきや隙間がないかを確認します。台座のデザイン性が、花珠の普遍的な美しさを損なわない、シンプルで格調高いものであることも評価に繋がります。

5. 長期使用・保管による「真珠の変色・乾燥」の有無

花珠真珠は最高級であるため、長期の使用や保管によってテリが失われたり、黄色く変色したりしていないかというコンディションが非常に重要です。適切な手入れによる良好な状態が、高額査定に不可欠です。

• チェックポイント： 真珠全体に、黄色味を帯びた変色や、テリが失われて白っぽく乾燥した状態になっていないかを細かく確認します。指輪の腕の部分の摩耗や、貴金属の変形がないか。お客様がお持ち込みいただいた際の保管ケースの状態なども、真珠が大切にされてきた証拠として加味されます。