ミキモト マベ真珠 兵庫 買取 ｜イヤリング 15mmを高価買取しました。の買取実績

査定員のコメント

この度は、ミキモトのマベ真珠という、格別に美しく、ユニークな輝きを放つお品を、神戸の国際色豊かなこのエリアまでお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。

マベ真珠は、白蝶真珠と同様に大粒ですが、貝殻の内側に核を貼り付けて育てるため、半円形（ハーフパール）という独特の形状が生まれます。その最大の魅力は、マベ貝特有の構造から生まれる非常に強く、複雑な虹色の干渉色（オリエント）です。まるで万華鏡のような幻想的な色彩は、神戸の洗練されたお客様が好まれる、優雅さと個性を兼ね備えた美しさを持っています。

神戸のお客様は、宝飾品に「デザインの独創性」と「技術の確かさ」を求められます。ミキモトは、このマベ真珠の大きなボリューム感と神秘的なテリを最大限に活かし、ブローチやペンダントといった、美術品のようなジュエリーへと昇華させてきました。その半円形のフォルムは、アールデコやアールヌーボーの時代から愛される、普遍的なデザインコードを持っています。

以前、マベ真珠のイヤリングをご来店査定されたお客様が、「この虹色の輝きが、他にはない個性を表現してくれる」と仰いました。私たちは、お客様の目の前で査定し、マベ真珠のテリの鮮やかさ、真珠層の厚み、そして裏側の補強技術といった、専門的な評価ポイントを詳細に分析します。

この「半円形の神秘的な輝き」に対し、デザインの稀少性とミキモトの技術価値を最大限に反映させた買取価格を店頭買取にてご提示いたします。どうぞ、ご安心してお任せください。

査定ポイント

私たちプロの査定員が、ミキモトのマベ真珠製品の価値を判断する際に、半円形の特殊な真珠だからこそ着目する、専門的な鑑定基準を解説いたします。

1. 虹色の干渉色（オリエント）の鮮やかさと光沢の質

マベ真珠の買取価格は、テリに含まれる「色のスペクトル（虹色）の鮮やかさ」で決まります。まず、グリーン、ピンク、ブルーといった複数の色が鮮やかに、かつ均一に真珠の表面に現れているかを厳しくチェックします。光を当てた際に、テリ（光沢）が鏡のようにシャープで、ドーム全体で強さが均一であるかどうかが重要です。この強いテリが、ミキモト品質の裏付けとなります。

2. 真珠層の厚みと裏側の精密な加工技術

マベ真珠は構造上、裏側を補強材で固めます。この加工の品質と真珠層の厚みが重要です。真珠の側面から厚みを観察し、真珠層がしっかりと厚く巻かれているかを確認します。巻きが薄いと耐久性が低く、干渉色も弱くなります。また、裏側の補強材（樹脂など）の処理が丁寧で、ミキモトの刻印や貴金属プレートが精密に固定されているかをチェックします。この見えない部分の完成度が、ブランドの価値を裏付けます。

3. 形状の完全性とデザインへの適合性

半円形の中でも、その形状の美しさが重要になります。マベ真珠のドーム部分が左右対称で、なめらかなカーブを描いているかをチェックします。歪みや、角張った部分があると評価は下がります。また、大粒であるほど高評価となりますが、表面にキズ、エクボ、コーティングの剥がれ、または変色がないかを、特にテリが強い中央部分で徹底的に確認します。