カフス 白蝶真珠 買取 ｜パールカフス 約5.1gを高価買取しました。の買取実績

査定員のコメント

この度は、白蝶真珠（南洋真珠）のカフス（カフリンクス）を査定にお持ち込みいただき、誠にありがとうございます。

白蝶真珠のカフスは、その圧倒的な大粒性と、純粋な光沢、そしてホワイトやゴールデンといった優美な色彩によって、袖口に最高級の格調と華やかさを加えるメンズジュエリーです。査定においては、真珠の品質はもちろん、左右の真珠の「ペアとしての同調性（マッチング）」が最も重要な評価ポイントとなります。

現在の買取市場では、白蝶真珠の中でも特に希少な「ゴールデン（金色の南洋真珠）」や、12mmを超える大粒で高品質な真珠が揃ったペアは、国際的に需要が非常に高まっています。また、カフスの台座や接続部に多く使われるK18（18金）やPt（プラチナ）などの貴金属は、国際的な地金相場の高騰が続いているため、非常に有利な状況にあります。

白蝶真珠のカフスは、「大粒性」、「色彩の美しさ」、「テリの強さ」という真珠の価値に加え、「完璧なペアとしての希少性」、そして貴金属の資産価値が複合的に評価されます。特に、ミキモトやタサキなどの有名ブランドによる製品は、高額査定となる可能性が極めて高いです。お客様のカフスが持つポテンシャルを最大限に評価し、最新の相場に基づいた公正な査定額を算出いたします。

査定ポイント

白蝶真珠のカフスの査定額を決定づける、特に重要な4つの評価基準について、詳細に解説します。

１．真珠の品質とペアとしての同調性（最重要）

カフスは左右一対で着用されるため、個々の真珠の品質とペアとしての統一感が最も重要視されます。

• ペア珠としての同調性: 左右の真珠のテリ（輝き）の強さ、微妙な色合い、サイズ、形状が、肉眼で見て判別できないほどに完璧に一致していることが最高評価の絶対条件です。特に大粒の白蝶真珠で色の同調性を出すのは難しいため、完全に揃ったペアは非常に高い希少価値を持ちます。
• 真珠のサイズと希少性: 白蝶真珠は10mm以上が大粒とされ、カフスに使用される真珠も大粒であるほど高評価となります。特に12mm、13mmを超える大粒は希少性が高く、査定額が飛躍的にアップします。
• テリ（光沢）の深さと強さ: 真珠層の内側から湧き出るような、深く力強い輝き（テリ）が、真珠の価値の根幹となります。テリが鮮明で強い真珠は、袖口での光の反射が美しく、高評価に繋がります。
• キズ・表面欠陥の有無: 左右の真珠にキズ、エクボ（天然の凹み）、シワなどが極めて少なく、欠陥がある場合でもその位置や程度が左右でほぼ一致していることが求められます。

２．カラーの希少性、地金の素材、重量（貴金属の資産価値）

真珠の色相の希少性と、金具に使用されている貴金属の価値が評価されます。

• カラーの希少性: 白蝶真珠の色相のうち、天然で濃く鮮やかな「ゴールデンカラー（金色の南洋真珠）」は最も希少性が高く、高額査定となります。ホワイトやシルバーの場合は、その色の均一性と、干渉色の美しさが評価されます。
• 地金の種類と重量: カフスの台座や留め金部分の素材がPt900/Pt850（プラチナ）やK18（18金）などの貴金属である場合、現在の高騰相場に基づいて地金の重量が査定額の大きなベースとなります。純度の高い地金が使用されている場合は、資産価値として高評価となります。
• デザイン性（装飾）: 真珠一粒のデザインだけでなく、台座のデザインが精巧である場合や、メレダイヤなどの脇石が使われている場合は、その芸術的価値と宝石の価値が加算されます。

３．金具の機能性、セッティングの状態、ブランド証明

カフスは可動部分が多く、機能性と耐久性が非常に重要となります。

• 金具（留め金）の機能性: カフスの軸（ポスト）と留め金（フリップ/T字バー）の接続部に緩みやガタつきがないか、留め金がしっかりと固定されるかなど、実用的な機能性が厳しくチェックされます。機能不良は大きなマイナス査定となります。
• 真珠のセッティングの状態: 真珠が台座に緩みなく、しっかりと固定されているか、ぐらつきがないかがチェックされます。真珠と地金の接合部の状態も重要です。
• ブランドの刻印と品質証明: カフスの裏側や留め金に刻印されたブランドロゴマーク（Mマーク、Tマークなど）や、地金の種類を示す刻印（K18、Pt）の鮮明さは、製品の信頼性を証明し、査定額に影響します。

４．コンディション（劣化状態）と付属品の完全性

最終的な買取価格は、真珠と地金の現物の状態と付属品の有無によって大きく左右されます。

• 真珠のコンディション（劣化）: 真珠は酸や汗に弱く、袖口は摩擦も多いため、真珠表面の黄ばみや白濁、経年によるテリの消失や真珠層の剥げが見られる場合は、大幅なマイナス査定となります。特に白蝶真珠は汚れや劣化が目立ちやすい傾向にあります。
• 地金のキズと変色: 地金部分に深いキズや、経年によるサビ、変色がないかが重要です。特に可動部分の摩耗も細かくチェックされます。
• 付属品の完全性: 購入時の純正ケース（化粧箱）、保証書、鑑別書などの付属品が揃っていると、製品の信頼性が高まり、買取店での再販価値が向上するため、査定額がアップします。